サンバの特徴
ブラジルのアフリカ系住民から生まれた、四分の二拍子のテンポの速い舞踏音楽です。
サンバの歴史
サンバは、ブラジルの代表的な音楽の一つです。19世紀の終わりごろ、ブラジル北東部の港町、バイーア(現在のサルバドール)で発祥したとの説が有力です。
リオ・デ・ジャネイロにおいて、バイーアから移住したアフリカ系黒人の奴隷労働者たちが持ち込んだ、Batucada(バトゥカーダ、打楽器のみの構成によるサンバ)などの音楽をもとに、ショーロやルンドゥーなどの要素がとりこまれ成立し、ブラジルを代表する音楽ジャンルとなりました。結果として、黒人たちの持ち込んだアフリカの宗教的民俗舞曲と、ポルカやマズカルといったヨーロッパの舞曲など様々な要素が混ざり合ったものになります。